シンウルトラマンの感想を書き連ねます!
ネタバレ抜きで言えばマジで面白かったです!
戦闘シーンもめちゃんこいいので、見てない方は観ましょう!
バチクソ初日の午前中に見終わって、ご飯食べてすぐに書いてます!
パンフも何も見てない状態での率直な感想になります!
さてここから先はネタバレありです!
異星人達の価値観の違いが表現されているのが良かったです。
色々良いところはあるのですが、これが全てかなと。
例えばニセウルトラマンの宇宙人が2番目に出てくるのですが、人類を下等生物だと考え、虐殺を目論む悪い宇宙人でした。
ですが、その後に出てきたメフィラス星人は一味違います。
彼は何度も「戦いは好まない」というような言葉を発しますが、本当にそのとおりだと思いました。
なぜ思ったのかというと、ウルトラマンとの戦いをやめた上で、「君を殺してまでこの地球を手に入れる価値はない」という言葉を残して去ったからです。
敵であるウルトラマンに対して、自分が戦いで圧倒してたにも関わらずです。
さてここまでなら、ふうんで終わるのですが、光の国とウルトラマンとの対立関係が示されてからが本番です。
後半、光の国からやってきたゾフィーがゼットンを使って地球を滅ぼしに来るのですが、ここに光の国の価値観とウルトラマンとの間での価値観の相違が示されたのです。
ゾフィー達光の国は地球人を恐れてました。
地球人は全員がウルトラマンの力に目覚める可能性があったからです。
徹底的まで滅ぼしにかかる理由は言葉にしませんでしたが、推察することができます。
おそらく光の国は、作中登場したウルトラマンに変身する力(ベータカプセル)を手に入れた歴史があり、それがとてつもなく強大な力で、手にした本人たちにとっても黒歴史だったのです。
そう考えると、地球が光の国と同じ道を辿る瀬戸際だったのかも知れません。
それに対して、ウルトラマンは猛反発します。
そして、結果的にウルトラマンと地球人たちは力を合わせてゼットンを退けたことにより、ゾフィーは地球人を認めるようになります。
その後の会話がすごすぎました。
ウルトラマンは自分の命を捨ててでも、地球人を守ると言い切ったのです。
メフィラス星人もゾフィーも、そのウルトラマンの覚悟を戦ったあとで知り、驚愕してました。
当たり前です。
例えば、ありんこが可愛いから守る
そこまでは一般的に理解できる範疇ですが、自分の命を捨ててでも生かす価値などあるでしょうか?
ウルトラマンはそれを、祖国と自分の命を捨ててまで実行しました。
そして、これから人類に訪れるであろうメタバースから現れる侵略者や怪獣に対して、人類が生き残る未来を心残りにして、そして自分と融合していた人間に命を託して消滅しました。
侵略者の価値観があまりにも合理的だからこそ、ウルトラマンの選択が心に迫る。
心・ウルトラマンなのだと思いました。